ストレス回避やアイデアを創出する際に、心理カウンセラー自身が実際に試みているリラクゼーション方法を記載させて頂いてます。ご自宅で、その場で実行できる簡単な方法ばかりですので、楽しみながら実践して頂き、日々の生活にお役立ていただければ幸いです。

リラクゼーションとは

ストレスを理解する

「リラクゼーション」という言葉は普段よく耳にすると思いますが、「リラクゼーション状態」とはいったいどのような状態のことをいうのでしょうか?そして、どんないいことがあるのでしょうか?

「リラクゼーション状態」の反対の状態は「ストレス状態」です。まず、「リラクゼーション」の反対の「ストレス」とは何かを見ていきましょう。

まず、丸いゴムボールを自分自身の心身であるとイメージしてみましょう。図1のように、丸いゴムボール(自分の心身)に「ストレッサ―」(外から加わる圧 力)がかかると、ゴムボールは「ペコリ…」とへこんでしまいます。そして、このストレッサ―(外から加わる圧力)が継続して加わったままだとボールは破壊 してしまうので、内側から押し返して元に戻ろうとします。これが「ストレス反応」というものなのです。

 

リラクゼーション(図1)

 

「ストレス反応」の中には、不安や緊張を感じてしまう心理的なもの、胃がキリキリしたりおなかが痛くなったりする身体的なもの、お酒やたばこの量が増えたり、せっかちになったり、じっとしていられなくなるなど行動的なものがあります。

また、同じ「ストレッサ―にさらされても、ストレスがたまりやすい人もいれば、全く平気な人もいます。そこには、心理的な個人差や体質的な個人差、そして、日常の生活習慣の個人差が関わっているのです。

ストレスをためにくい性質を作るために、一番手っ取り早い、「日常の生活習慣」に注目してみましょう。

「泣く」ということ

心理学の学説に「ジェームス・ランゲ説」というものがあります。この学説では、人間は、「悲しいから泣くのか?」「泣くから悲しいのか?」という問いのどちらに「Yes」の答えが与えられたと思いますか?

答えは、「泣くから悲しい」の方です。これは、「泣く」という行為によっておこる身体の変化を脳が知覚して、「悲しい」という情動がおきるとしたものです。この学説の「泣く」を「リラクゼーションする」に、「悲しい」を「リラックスする、安心する」に置き換えると、「リラクゼーションをするからリラックス、安心する」と言い換えることができます。

つまり、ストレス状態になったときでも、この、リラクゼーションによって、「安心する状態」をつくってしまえばいいのです。

下部の図を見てみましょう。

 

リラクゼーション(図2)

 

図2の左側は、何らかのストレッサ―が加わってゴムボールがへこんでしまった「ストレス状態」です。そして、真ん中が、ただ「ゆったりした心身の状態」を示しています。それに対して、右側が「リラクゼーションの状態」を示しています。このリラクゼーションの状態は、少々の負荷ではへこまない、または、へこんでしまってもすぐに元の状態に戻ることが出来るような、復元する力が高い柔軟な状態です。

ただゆっくりした状態でもいいのでは?と思うかもしれませんし、ただゆっくりすることも必要です。しかし、毎晩ゆっくり寝ても、ストレスが解消されないことを実感することも多いと思います。

そんな中で、ただ単にストレスのないゆったりとした状態を目指すのではなく、ストレスがあってもできるだけ早く、柔軟にもとにもどりやすいボールを作り出すための状態をつくることを目指していきます。これが「リラクゼーション」というものです。

それでは、次に、リラクゼーションの方法をいくつかご紹介します。ご自分に合うと思うものを状況に合わせて生活に組み込んでいくとよいと思います。 →リラクゼーション方法(その1)に進む

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