うつ病(状態)の人への関わり方(賀川 真子)

 「うつ病の人へはどう接したら良いでしょうか?」という相談をよく受けます。

今まで活動的だった人がうつ病になり、周囲が接し方に戸惑ったり、

腫れ物に触るような感覚になってしまうということも少なくありません。

 

私たちができることとして、まずは「見守ること」から始めましょう。

あれこれ手を貸したくなりますが、まずは落ち着ける場所や、

話を聞いてあげられる環境を作るようにしましょう。

そっとしてあげることも、大切な支援として捉えてみましょう。

見放したり無視をするのではありません。本人の存在があるという環境作りです。

つい、元気が出ればと気晴らしや目新しいことをして誘いたくなるかもしれません。

でも、当事者は心身のエネルギーを消耗しすぎている状態でもあり、

刺激が強すぎて無理して行動を起こすことで余計にエネルギーを使ってしまいます。

そして、ネガティブでデリケートな感情に陥りやすくなりますので、

「気のせい」「頑張って」と否定したり励ますのも禁物です。

話を最後まで聞いて気持ちを理解してあげることが大切です。

自分を否定されている、やっぱり自分はおかしい、がんばらなきゃいけないと思わせると

話すことも辛くなり、自分の心の居場所も失ってしまいます。

(うつにならなくても、否定されると辛いですよね)

 

そして、万が一「死にたい」という言動が起きたら、絶対に止めるよう強く支えてください。

「あなたがいなくなったら、私も周りも一生心の傷を負ってしまう」と。

 

うつ病の寛解(完治ではなく、症状が出ていない状態)まで時間がかかることもありますが、

日々の治療や支援を行うことで、本来の当事者のあるべく姿へ近づいていくと信じてください。

支援者も担当医や保健所の保健師・精神保健福祉士、心理の専門家へ話すなど、

一人(或いは家族や職場)だけで抱え込まないことです。

精神疾患を起こしても、それは一個人の一部として尊重してあげることが大切です。

 

 

☆ここまで読んでいただき、ありがとうございます☆ 

   くれたけ岡崎心理相談室  かがわ まこ

 

この記事を書いた人

竹内 嘉浩くれたけ心理相談室代表/心理カウンセラー/経営コンサルタント
ここに訪れる皆様が、いつも柔らかな笑顔で溢れていらっしゃいますように

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